開発者の声
開発者の声
考案者
滝川 貴行
私は、足場工事の経験を活かしてシートロック結束バンドを考案しました。
そもそもシートロック結束バンドとは?
仮設足場工事等で、シートを張るときに固定(結束)する用具です。
現状、シートを結束するには、シート紐が使用されております。
果たして、シート紐は、安全性、耐久性に優れているのでしょうか?
現場の職人さんは、シートを張る、外す時には、手袋をはずし素手で作業をします。
冬の時期や雨の日、強風の時などは、どうしても手を損傷しやすくなってしまいます。
シート紐の結束方法には、様々な技法がありますが、
- 結束するまでに時間がかかってしまう
- シート紐がほどけてしまう
- シートとシートの間に隙間が出来てしまう
これらのように、技術が未熟だと多くの問題点が指摘されます。
特に、新人の職人さんには、難しい作業となります。
シート紐は、シートに縛り付けられたまま再利用されていることが多くあります。
再利用されるシート紐は、点検作業においても亀裂部分が分かりにくい等の欠点があります。(中には、点検することなく再利用されるシート紐もあります。)
突風でシート紐が切れ、シートが風にあおられていることもあります。
その原因とされるのは、再利用されたシート紐が正しく固定(結束)されていないこと等が挙げられています。
単管ブラケット足場で、内側に手摺がなく突風が吹いた時、
- シートが外側にあおられているのを引き寄せて結束しようとした場合
シート紐が途中で切れてしまい、反動で足場から墜落しかける
といった事故も多々起きています。
これらの問題に疑問を感じ、私は、シートロック結束バンドの開発に着手し、平成23年12月26日、特許申請するまでに至りました。
シートロック結束バンドを製造するに至りましても、海外で安価で製造するのではなく、日本で品質重視の製造にこだわりました。
大阪府東大阪市にある、ミノル化学工業㈱の押川社長に出会い、私のこだわりをすべて聞いて頂きました。
そして、製造の街、東大阪市の高い技術力を活用し、試行錯誤の結果、シートロック結束バンドを完成させることが出来ました。
シートロック結束バンドは、ナイロン樹脂で構成されていますので、耐久性にも優れています。
また、着脱が容易で、経験や知識がない職人さんでも簡単に取り扱うことが出来ます。
使用方法動画をご覧いただければ、シート紐との違いがお分かり頂けると思います。
全国の企業様に利用して頂けるよう、私は自信を持ってシートロック結束バンドをアピールしていきます。